台風15号の風の声を聴きながら、、、

台風15号がますます近づきつつある9月21日午後4時。
ご予約の患者さん、皆キャンセルになりました。
そりゃそうですよね。
鍼灸治療にかかる方たちの多くは、慢性疾患に対して改善を期待していらっしゃるのですから、なにも無理を押して台風の中出歩かなくても明日でも大差ないんですものね。
すっかりヒマになってしまった。
しょうがない、ブログでも更新しますかね。
CDプレーヤーにプリンスの古いアルバムをかけて、コーヒーの香りを楽しみつつパソコンに向かっています。
でもねぇ、、、急に「さぁブログを書け」と言われても、こんな雨音の中、気持ちも頭の中も乱れがちです。
なにかネタになるものはないかなと、検索してみたらこんな記事が、、、

『父親のストレスが胎児に影響する可能性あり!』
http://www.hbrweb.jp/news/1891
ヘルス&ビューティー・レビューというサイトです。
一部を抜粋すると、
「慢性的な社会的ストレスでダメージを受けたオスのマウスと、比較対照のそうではない元気なオスのマウスを使って、元気でノーマルなメスとの間にできた子供のマウスに、どのような影響が出るのかを調べたところ、ストレスでダメージを受けたオスの子供は、オスもメスも抑うつや不安行動が多いことが明らかになり、さらに影響は子供のオスのほうが大きく、行動面だけではなくストレス脆弱性を示す指標である、血中コルチコステロンが高く、血管内皮増殖因子が少ないこともわかりました。」
いやいや、これはこれは!
ちょっと興味深いお話ではありませんか?
というか怖い、、、
もちろんこれはおバカなマウスの実験に過ぎないわけで、人間様はもっと複雑でさー、教育でいくらでも変わる要素がありますから単純に人様に当てはめるわけにはいきませんが、
もし父親の長期にわたるストレスが子供に悪影響があるなんてことがあるんだとしたら、生き方を考えちゃいません?
もうできちゃった人にとっては「いまさら何を」ということでしょうけれども、これからという男性にとっては軽く済ませられないことだよね。
あとちょっと考えちゃうのは、団塊の世代の人たちってどうなのだろう?
つまりさー、戦争の時代、男たちは究極のストレスにさらされていたわけでしょ。
その子供たちが団塊の世代
彼等・彼女等がストレスに弱いとか抑うつや不安行動が多いかと言われると、あまりそうでもなさそうですね。
むしろ我々世代よりもタフな印象があるんだけど、、、
ただ私は心理学を専門にやっているわけではないから、この点についてはどなたか詳しい人に教えていただきたいものです。
それはそれとして話戻って、妊娠・出産・子育てって、随分改善はされてきたけど、まだまだ女性にばかり精神的負担や責任をかけさせているけど、男性ももっと自分の問題として自覚しないといけないのでしょうね。
まずはストレスにさらされるのは仕方がないことだけれど、それにノックアウトされないようになんらかの手を打つことから始めないといけないのでしょう。
私はこのブログなんかでも「脱力は現代人が身に着けるべき教養の一つだ」などと大げさなことを書いてきたり話したりしていますが、けっこう本音なんですよ。
自分がどれほど体が緊張でガチガチになっているか、自覚できていない人が多すぎます。
手の力を抜いて下さいと言っても、その抜く感覚が分からない人が多いのです。
こぶしを握ったり、歯を食いしばっただけでも全身の筋肉が硬くなっているのです。
笑いながら怒れる人は竹中直人ぐらいのものです。
パソコンに向かって息をつめて仕事をしているとき、椅子に座っているのに、足にも力が入っているものです。
固い木は強いようでポキンと折れるのです。
人の体も同じです。
ギュッと力を入れることもできるけど、ダランと脱力もできる体がしなやかで強いのです。
ストレスを受けっぱなしの方はやはり体が硬い。
柔らかくしてあげると、逆もまた真なりでストレスを受け流すことができるようになる。
そんなもんですよ。
鍼灸もそんな目的で受けていただけると嬉しいんですけどね。
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp