ちょっと考えさせられました〜美容鍼のこと〜

今日も午前中、美容鍼をさせていただきました。
その患者さんに言われたのですよ、「美容鍼はある意味、非日常を感じるんだ」と。
「ウ〜ン、なるほど、、、非日常かぁ〜」
そういえばマイケル・ジャクソンも”THIS IS IT”のなかで、スタッフに「お客さんは非日常を体験したがっているんだ。これは冒険なんだ。」と曖昧な記憶だけれど、そんなようなことを言っていたのを思い出しました。
確かにディズニーランドに行くのも、沖縄に旅行にいくのも、非日常を体感したいから行くんだものね。
私は男だから、女性が普段せっせと節約しているくせに、高い料金払ってエステに行く気持ちが正直わからないのだけれど、非日常を感じるためと思えば納得できます。
これ言っちゃうと愚痴になりますが、エステには1万5千円で「安い」というのに、鍼灸だとたかが5千円で「高い」と言われてしまうのか、内心忸怩だるものがあります。
美容でも効果は絶対に負けないのに、、、
でもその理由が、鍼灸治療には非日常を感じないのだとすると、言葉を変えると感動がないのだとすると、それはこちらの問題なのですね。
「世間恨んで何になる」ってやつです。
その方がこうも言っていました「女性は肩こりが治るより、顔が少しでもきれいになる、綺麗になった気分がすることのほうが嬉しいんだ」。
ちょっと足元がぐらつきました。
鍼灸師・整体師というものは、どうしても”治療家”のイメージに囚われてしまうのですよ。
昔の名人と言われる人達みたいになりたいと。
特定のイメージに囚われることが苦痛の始まりであると、分かっていたつもりなのに、自分が”石頭”になっていたようです。
大きな”気づき”をいただきました。
実際、美容鍼は治療効果という面でもあなどれませんね。
美容鍼はお顔を刺激するだけでなく、私の場合は、リンパの流れを改善するために頸部をゆるめます。
そして頭皮からリフトアップを図ります。
頭を触ってみると左右で硬さが違うものです。
それを鍼で調整するのが腕の見せ所です。
普段神経的な疲労が強い方は、頭部の左右差を調整するだけでも、カラダ全体がリラックスするものです。
顔面のツボは主に胃・大腸・膀胱の反応点ですから、施術後お腹が空いたり、お通じが良くなったりするものです。
また、すごく眠くなる方もいらっしゃいますから、美容鍼の後は飲み会の予定は入れないほうが賢明です。
まぁ鍼灸治療全般に言えることですが、施術後はいつもより少しでもいいから睡眠を長くとっていただきたいです。
治療直後に変化がよくわからなくても、翌日楽になっているということが多々ありますから。
カラダは緩んでいるときに改善されるものですよ。
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
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