毛の再生、マウスで成功=脱毛症の自己移植治療に応用へ―東京理科大

『大人のマウスのひげを作る「毛包(もうほう)」にある幹細胞を採取して培養、増殖させ、毛がない別のマウスの背中に移植して毛を再生させることに、東京理科大の辻孝教授らが世界で初めて成功した。3月1日から都内で開かれる日本再生医療学会で概要を明らかにし、新技術の詳細は論文にまとめて国際的な科学誌に発表する。
 この技術をヒトの脱毛症患者に応用できれば、残った毛髪組織を増やして脱毛部分に自己(自家)移植し、頭髪を再生して長期間維持できると期待される。研究チームは、患者から後頭部の毛髪組織の提供を受けており、辻教授は「早ければ3年後の臨床試験開始を目指したい」と話している。
 マウスのひげは体毛より太く、直径が0.05ミリ程度でヒトの毛髪に近い。再生した毛を電子顕微鏡で分析すると、自然の毛と同様に中心に毛髄、周囲に毛皮質があった。さらに自然の毛は生え替わることを繰り返すが、移植後の毛包も3カ月間、21日周期で生え替わりが続いた。』時事通信2月27日(日)2時34分配信
来た来た!
ついに来ました毛髪再生!
待ってました。
3年後に臨床実験開始ですって。
きっと10年後には一般のクリニックで対応してくれるのでしょう。
その時のために”毛髪預金”を始めようかな?
ちなみに中医学では、おでこから髪が抜けていくのは「腎」の気の衰退とみなします。
まぁ一種の老化現象ですね。
「腎」は先天の精を宿す、などと言いまして、つまり持って生まれたバイタリティーを蓄えているバッテリーみたいな物と考えるのです。
老化とは腎の気が衰えること、死とは腎の気が無くなることととらえます。
歳相応の老化現象は仕方が無いことですし、むしろ望ましいことですが、年齢以上に腎の気が損なわれるのは問題です。
早めに過労を避けて、体を温めて、腎の気を補うことが肝要です。
おでこの髪が後退してきたことでも、体が発するシグナルなのですよ。
頭のてっぺんからハゲていくのは、肝の気が亢進していると看做します。
つまりは”頭に来ている”のです。
カッカとしている、イライラしている、セカセカしている、そんなところです。
一見すると元気で、むしろ頭が良く行動的で仕事もできるかもしれません。
本人も肉体的にも精神的にも「どこも悪くない」と思っている方が多いみたいですね。
でも当然ですが、それも過度になってしまうとよろしくないですよね。
頭の方にばかり気が上昇していますから、上半身の問題が起こります。
頭痛、めまい、寝付きが悪くなる、眼精疲労、肩こり、さらには脳血管系の怖い病気にも繋がる可能性もあります。
体の力を抜くことを学ぶ必要があります。
本当に、リラックスすることって、現代人にとっては学ぶべき教養の一つなのではないかと思ったりします。
手足の力を抜くことが出来ない患者さん多いですもん。
ヨガでも”死体のポーズ”っていうのがありますが、あれが完ぺきに出来る人ってなかなかいないんじゃないかな?
私もあのポーズしていると、腰椎が曲がっているのが気になってしまいます。
でもね、手足の力が抜けて、末端が温まってくることを意識するだけで脳もカラダもゆったりするものですよ。
近年流行りの脳トレも、究極的には”歩く”ことと、この”末端リラックス”に尽きるんじゃないかな?
要は頭ばかり使っていると、自律神経がうまく作動しないということなのではないでしょうか?
頭のてっぺんが薄くなってきたと自覚のある人は、ちょっと生活を顧みてリラックスを心がけましょう。
鍼灸、いいですよ!
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp