「没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」に行く

rakkyodo2010-11-14

先日、国立新美術館で開催中の「没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」に行きました。
http://www.gogh-ten.jp/tokyo/works/chapter1.html
今年はオルセー美術館展、世田谷美術館のザ・コレクション・ヴィンタートゥール展とゴッホを見ました。
日本って本当に不況なのかね?
年がら年中ゴッホを見ることが出来る都市なんて、世界中でも数えるくらいなんじゃない?
木曜日に行ったのですが、平日とは思えないくらい混雑していました。
ついでにカフェも大繁盛。
大学の新卒者は就職できないっていうのに、どうなっているのでしょう?
展覧会は、みんなが知っているような有名な作品は少ないです。
でも、「こうして私はゴッホになった」という副題にふさわしく、彼が画家を目指した頃の名画の模写なんて、初めて目にしましたよ。
ゴッホさんは独学で絵画を学んだそうですが、その思いの強さみたいなものが感じられます。
年代別に作品が展示されているので、ひとりの芸術家が生まれていくさまが見られて感動的ですらあります。
ほら、どうしてもゴッホといえば”独特な色彩の強さ”ばかりが印象に残ったりしちゃうじゃないですか?
でも、初期の頃の作品を見ると、その色彩感も自分で学んで得たものだということが分かります。
パリ時代の作品は好感が持てます。
ゴッホさん、きっと楽しかったんじゃないかな?
アルル時代が充実期ですが、”あぁ幸せな時期って風のように過ぎ去っていくのね。”
37年間の人生。
この展覧会を通じて、芸術家が生まれていく様は見ていて楽しいのですが、やはり結局は夢半ばにして人生が破綻してしまうのを見るのは悲しい気分になります。
ちょっと外食でもして、気分を変えて帰宅したくなりました。
写真は、グッズ売り場にガチャガチャがあってね、そこで出てきたジグゾーパズルです。
ワイフと一緒に”ああでもないこうでもない”とマッタリとした時間を過ごしました。
気が利いているよね。
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp