バレエ観劇の感想?

rakkyodo2010-10-31

引き続き、ボリショイ&マリインスキーバレエ合同ガラの感想です。
随分前ですが、テレビでKABAちゃんが話していたんですけど、、、
「どうしてホモセクシャルの方は、初対面の男性が自分と同じ趣味を持っているとわかるんですか?」という問に対して、
「女性は女性に関心がある。 だから上から下までサッと見てファッション・チェックしたりする。 でも、通常男性は男性に対して関心がない。 だから男なのに男のことを品定めするように見る人は、本人が気づいてないかもしれないけど、その素養がある。」
というようなことを言ってました。
「なるほど」と感心しました。
確かに私はウチのスタッフが、昨日どんな服を着てきたか思い出せません。
患者さんに対してもそうです。
男性の患者さんが着ていた服なんて、全く思い出せません。
同じようにバレエを観に行っても、女性のバレリーナちゃんは印象に残りますが、男性ダンサーは記憶できない。
大体、顔と名前を覚えようとすらしないです。
しかし、、、
今回ばかりは今までと違いました。
男性ダンサーも実に魅力的でした。
まずはオーシボアさんの旦那、イワン・ワシーリエフさん。
「パリの炎」で見せた馬のような高いジャンプは、客席からどよめきが起こりました。
もうヒヤヒヤするほど、ジャンプに回転を加えるんだよね。
なんか自信に満ちていて、「どんなもんだい!」て顔していて見ていて楽しくなります。
この日、ロパートキナさんに次ぐ拍手喝采を受けていました。
こちらが馬だとしたら、猫のようにしなやかなジャンプを見せるのがレオニード・サラファーノフ さん。
「飛ぶぞ!」っていう感じが全く無く、流れの中で自然に飛んでいるのです。
静かに、しなやかに、そして上品に。
素晴らしいものを見せていただきました。
ソーモアさんと組んでいたウラジーミル・シクリャローフさんは、ターンして前髪が乱れたりしていると、「あぁ、こりゃ女の子たちクラッ来ちゃうんだろうな」なんて思ったりします。
これまた単なる衣装のことだけど、「ライモンダ」のパ・ド・ドゥで男性が真っ白で長いマントを着ていたんだけど、グッと来ました。
いまどき日本であんなマントを着ているのは、バレエダンサーかプロレスラーくらいのもんでしょう。
純白ですからね。
正義の味方です。

あぁ、少年の日を思い出すな〜。
私も正義の味方になりたかったんだよな〜。
あんな純白のマントを着て、地球の平和のために尽くしたかったよ。
いつも間にこんなに薄汚れてしまったんだろう。
あぁ、イカイカン!
今からでも反省して、いつの日にか白いマントを着れるようにならなくては、と思ったりしました。
バレエはいいですね。
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp