マイケルジャクソン”THIS IS IT”を見る。

rakkyodo2009-11-28

上映最終日の前日、六本木ヒルズの映画館にマイケルジャクソン”THIS IS IT”を見に行きました。
行かれた方々が皆言うのですよ、「ものすごかった」って。
で、感想は、「本当にすごかった!」
ダンスをやっている患者さんは彼の”アイスレーションの技術”が凄いと仰います。
アイスレーションとは、体の各部分を単独で動かすトレーニング体操のことです。
つまり、例えば足の指で雑巾をつまんで移動するといった時に、つい知らず知らず肩に力が入ってしまったり、歯を食いしばってしまったり、体は思わぬところが連動して動いているものです。
その連動を断ち切るとでも言いましょうか、体の部分部分をバラバラにしてその関節のみを動かすことを意味します。
私はダンスの経験はありませんので、マイケルジャクソンのアイスレーション技術が凄いと言われても、本当はよく分かっていません。
「あーそうなのかな。」くらいのものです。
でも、きっとそうなのでしょう。
単に鑑賞するのが好きな素人には、とにかく彼の”脱力の技術”には驚かされます。
だってさー、彼の動きは筋肉に力を入れて動いていると言うよりは、拮抗筋の力を抜くことで動いているように見えちゃいます。
どんなポーズを決めているときでも、表面の筋肉は触ったら柔らかそうです。
あんな風に体を動かせたら、気持ちが良さそう。
太極拳やヨガが目指しているのも、正にあの状態なのです。
そして東洋医学も。
一日中パソコンに向って、本当なら空調も効いていて、座っているのだから疲れるはずは無いじゃないですか。
でも、全身疲労を感じるでしょ?
それは色んなところに無駄な緊張があるからです。
間違えちゃ後が面倒と思うから、前かがみで足の筋肉まで力を入れてたりします。
椎間板ヘルニアも、いわゆる肉体労働者よりも、SEさんやタクシードライバーの方がなりやすいのです。
たまったもんじゃないですね。
運動不足でヘルニアなんて。
ヘルニアにでもなったら、益々運動不足になってしまうんですよ。
負のスパイラルってやつです。
ですから上手く力を抜く技術を身に付けるということは、生きていくための教養みたいなものです。
ヨガ、太極拳、気功、フラダンス、ボーカル、サイクリング、水泳、なんでもいいですから、なにか自分なりに運動を通じて脱力の時間を作りましょう。
あ、そうそう、忘れるところでした。
鍼灸も深いリラクゼーションを得られますよ。
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp
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