「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」@国立新美術館に行く。

rakkyodo2008-10-09

10月4日から開催中の「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展に行ってきました。
パリ国立ピカソ美術館の改装にともなって、世界を巡回しているそうです。
国立新美術館に170点、サントリー美術館に60点の展示とのこと。
今後これだけ東京に集まることはないでしょう。
見逃すわけには行きません。
今日は国立新美術館の方だけ行きました。
天気が良いので自転車で。
自転車でチョイト美術館に行けるなんて、東京も捨てたもんじゃないねー。
新美術館は駐輪場もあって、なかなか気が利いています。
さて、展覧会。
170点もの大作品群が、年代別に展示されています。
まず「青の時代」の盲目の女性を描いた「マドレーヌ」がグッと目を引きます。
一気にピカソワールドに引き込みます。
イントロ抜きでいきなりサビに入ったみたいな、、、
3番目に展示されている「二人の兄弟」も足を引き止めます。
ところでピカソは若い頃、胃が悪くて頭痛持ちだったのでしょうか?
心理的なものが作品に出ているだけでなく、肉体にも出ていたのではないでしょうか?
仕事柄私は絵画を見ていても、ついそんなことに気が行ってしまうのです。
そんなことはさておき、年代を経るごとに作風がどんどん変わって行きます。
年齢を重ねるごとに”面の皮が厚くなってきた”のか、”魂が解放されて”いったのか、それぞれ表現の仕方はあるのでしょうが、体調も良くなって行ったのでは?
表裏のない人になっていったみたいです。
「愛と創造の軌跡」というコピーは良くつけたもので、本当にひとりの人間の生きた軌跡がたどれる、内容のある展覧会だと思います。
お奨めですよ。
詳しくはこちら。
http://www.asahi.com/picasso/exhibition/index.html
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp

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