六ヶ所村ラプソディーを見る。

前々から見たいと思っていた、「六ヶ所村ラプソディー」を見ました。
うーん、、、これは参ったなー、、、
もう皆さんご存知のことでしょうが、原子力発電所で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が六ヶ所村にできました。
当然ながら当地には、「雇用が増えて生活が楽になった」と大歓迎をする人と、「お金の問題じゃない、被爆してしまったんじゃ生命の問題だ」と大反対をする人達がいるわけです。
この映画は、どちらか一方の主張に肩入れすることなく、中立の立場で作られたドキュメンタリーです。
私も生活苦に苦しんだ時期がありましたので、”長いものには巻かれろ”的に歓迎する人たちの気持ち・事情は良く分かります。
でもねー、、、やっぱ放射能汚染は、末代まで祟りますよ。
本当、大袈裟でなく、、、
映画の中でも「１００％安全なんてあるわけないじゃないですか」と、大学の教授が言ってますけど、それは誰もが思っていることですね。
私たちの生きている間、問題が出るかもしれない、何もないかもしれない。
１００年後、問題が出るかもしれない、何もないかもしれない。
でも、いつかは大問題になることは火を見るより明らかです。
そんなものを「もう作っちゃったんだから」という理由で稼動させるのは、いかがなものでしょう？
工事に２兆１９００億円かかっているそうです。
今ならたとえ中止にしたところで、”お金が損した”だけで済むじゃないですか。
もし被爆者が出てきたら、取り返しが付きませんね。
うーん、、、でもねー、、、
原発で出来たエネルギーを使って、快適な生活を享受しているのは、他ならぬ私自身ですからねー、、、
核廃棄物は、いずれにせよ”どこかで誰か”が処理をしないといけないわけで、、、
自分達が手を汚したくないからと、発展途上国に押し付けるというのは、最悪ですしねー、、、
うーーむ、、、
色々と考えさせられます。
映像・音楽ともに美しく、生真面目で暗い作品でもありませんから、ぜひ一度ご覧になることをお奨めします。
「六ヶ所村ラプソディー」ホームページはこちら
http://www.rokkasho-rhapsody.com/index2
はり・温灸治療院　楽居堂　IN　世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp