名著です。エンゾ早川さん著「体型大全」

エンゾ・早川の体型大全

独断と偏見を堂々と胸を張って言える人が好きです。
言葉を変えれば、”知識”より”体験から学んだもの”に重きを置いている人。
そんな人に魅力を感じます。
さて、エンゾ早川さんの「体型大全」。
まさに私の好みにドンピシャです。
「チョットぐらい猫背気味の人の方が、体重が前のめりになっているという肉体的な特徴だけでなく、生き方も”前のめり”で仕事も出来るし、エネルギッシュでカッコ良くない？」
っていう内容です。
そしてその”前のめり的”肉体を作る方法が書かれたりしています。
私が書くとつまらない本に思われてしまいそうですが、これがねー、メチャクチャ面白いんですよ。
表現にリズムがあって一気読みしてしまいました。
今年出会った本の中でベスト５に入ります。
（１位は言わずと知れた「舞姫テレプシコーラ」です。）
野口晴哉先生の「体癖」を読んだことのある人や、姿勢均整術を学んだ人にとっては、「オイオイ」と言いたいところもあるでしょう。
「短絡的じゃないですか？」と。
でもさー、硬いこと抜きで楽しんじゃいましょうよ”エンゾ・ワールド”を。
実際”うつ病”が蔓延している現代日本を救うには、”身体性”抜きには考えられないでしょ！
やっぱ、体なんですよカラダ！
体を動かす、鍛えることを意図的にやっていかないと、使っていない筋肉・神経は必ず衰えるのですから、、、
「心と体は一体です」というと、今や誰もが”言い古された表現”とうんざりした顔をされますが、実際にはどうでしょう？
心の風邪にカウンセリングやお薬投与で、改善を図りますね。
カラダはどこに行ってしまったのでしょう？
カラダを動かす、疲れる、お腹がすく、一杯食べる、眠くなる。そして睡眠が深くなる、この当たり前の一連の流れが心身の健康の基なのです。
おっと、エンゾさんの本の内容から随分離れてしまいました。
私得意の独断と偏見が出てしまいました。
いや、とかく東洋医学の本なんか読んでいるといけませんな。
何でもそっち方面に結びつけちゃいますから。
「体型大全」が面白いのは”カッコイイ”とか”こうでなくちゃね”といった軽いノリできている所です。
まぁ騙されたと思って、買って読んでください。
鍼灸師もお奨めの一冊です。
はり・温灸治療院　楽居堂　ＩＮ　世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp