冷えは腎虚症の大敵。

rakkyodo2007-02-05

以前、中国人のお医者さんとこんな話になったことがあります。
日本人女性のダイコン足についてです。
そのお医者さん(女性)曰く、
「中国では女の子は8歳になるまで、たとえ夏場でも長ズボンをはかせます。足の冷えが骨の発達を傷害するからです。 一方日本では”子供は風の子”などといって、冬場でも短いスカートや半ズボンをはかせています。 だから日本人はダイコン足だったり、O脚・X脚になってしまう。」
そういう彼女は確かに足は奇麗でした。
子供の頃足を冷やしたから足の形が悪くなったかどうかは、なかなか検証できないですね。
中医学では冷えは腎虚をもたらすと考えます。
そして骨は腎臓の働きと密接な関係があるとされます。
ですから冷えが腎臓を弱くし、腎臓の気が少なくなったことで骨になんらかの問題が発生すると考えるのです。
逆に言うと、「体を温めると腎臓に気が満ちて骨も健康になる」というわけですね。
先日、楽居堂に両足首を骨折している患者さんがみえました。
両膝・両足首が冷え冷えしてました。
足三里・三陰交それに腰にある腎臓のツボに鍼をして温灸で充分に温め、足の末端まで血流を良くしポカポカにしてあげました。
もちろんそれでその方がピョンピョン飛び跳ねながら帰ったりはしませんよ。
でも鍼灸治療をすることで、通常よりかなり早く完治することは間違いないでしょう。
暖冬とはいえ、まだまだ朝方は冷えます。
知らず知らず冷えてしまうことには充分ご注意ください。
関節の痛みや神経痛を感じることがありましたら、ぜひ鍼灸治療をお奨めいたします。
http://www.chiryoin.jp
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