緊張するということ

rakkyodo2007-01-16

この写真を見てください。
どこに目が行きますか?
もちろんその人の置かれている状況や精神的な状態によって目が行くところは違うと思いますが、一般的にはこの筋肉の盛り上がりに注目されることでしょう。
あのしなやかな肉体をもつ浅田真央ちゃんと同一人物とは思えないほど、筋肉が硬そうに見えます。
肩の盛り上がり、力こぶ、そして胸鎖乳突筋のすごいことよ。
極限の技に挑戦しているのだから、肉体もマックスに緊張しているのですが、チョット待って!
いまパソコン作業をしているあなた、そうあなたの体も程度の差があるだけでこの写真と似たような状態になっているのですよ。
人間緊張すると肩が上がり首はすくみ、使う必要のない筋肉までもが硬くなるのです。
パソコンをしている時に足の筋肉なんて意識しないでしょ?
でもチョット観察してみてください。
体重が前のめりになって足の親指に力が入っていませんか?
あるいは腰が丸まってアキレス腱に硬さはありませんか?
肩は上がっていませんか?
首は?
浅田真央ちゃんは緊張しても、一瞬です。
でもパソコン作業をしているサラリーマン・OLさんたちはその緊張が長時間になります。
どちらが負担が大きいかと言うと、断然OLさんたちに軍配が上がります。
こんなことで勝利しても嬉しくもなんともありませんね。
筋肉が緊張していると言うことは、交感神経の緊張とも表現できます。
目の瞳孔は開き、呼吸は止めるか浅くなり、心臓はドキドキ、血圧が高くなり血糖値も上がります。
それでいて消化器の働きはダウンします。
胃腸の機能が落ちているのに、「今食べなくちゃ夜まで食べられない」と強迫観念で食事をしてもうまく消化吸収できないのは当たり前です。
あ、そうそう、抹消の血液循環も悪くなります。
緊張状態のときは手足は冷えるものです。
ですから緊張しっぱなしの状態が続くと不眠症になったり、冷え性から生理痛になったりあまりいいことはありませんね。
仕事で緊張するのは仕方がないことです。
でもその分、リラックスする時間を工夫するべきです。
気のおけない仲間とカラオケも良し、フィットネスクラブで汗をかくも良し。
アロマや半身浴もいいでしょう。
そして時に鍼灸で自分では取りきれないコリをほぐしてもらうのは”値千金”です。
http://www.chiryoin.jp
にほんブログ村 健康ブログへ