セラピストなら絶対避けては通れない、必読中の必読書

自然療法を唱える人なら、鍼灸師であれ整体師であれセラピストなら誰もが読んでおかなくてはならない、必読書中の必読書です。
風邪と言うのは病気ではなく、体が自ら発する”浄化作用”であるという常識とは反する、しかし真実を表した画期的な本です。
もちろん風邪のみならず、下痢も嘔吐も歯茎が腫れるのも吹き出物がでるのも”浄化作用”です。
この本は風邪をテーマにしつつ、あらゆる疾患の治療法に、また違った視点を与えています。
中医学でも”天人合一”の思想はあります。
(自然のありようと人間の生態は本来ひとつであると言う思想)
しかしながらそう言いつつも、より効率のよい”疾患別治療法”を研究し、それをより多く学ぶことを良しとする傾向があります。
それではどうしても”木を見て森を見ず”の例え通りになってしまいがちです。
野口先生の文章を読んでいると、”本質に戻る”ことを改めて思い出させていただけます。
つまり自然治癒力を高めれば、ひとつひとつの疾患を追いかけなくても、全てが改善される。
血流、リンパ、自律神経、筋肉、骨格などと別々に考える必要など無いということですね。
そしてそひとたび解決法を体が覚えてしまえば、以前にも増して体はバージョンアップしていくと言うことです。

私は時々読み返し、その度ごとにわが身を振り「あーまだまだ未熟だなー」と反省をしています。