水中生活者は何を思う? 「原初生命体としての人間」

rakkyodo2006-05-02



こんな記事を見つけました。
「水死はしない」の術に挑戦
ニューヨークで水で満たされた直径2.5メートルの球体の中を浮遊する男性。酸素マスクで呼吸したり、液状化された食料を補給したりしながら1週間の水中生活を送る(1日)(AFP=時事)09時25分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060502-04410337-jijp-int.view-001

とても興味深いです。
一週間水の中で生活をしたら、一体全体どのようなことが起こるのでしょう?
浮力があるので、筋肉の負担が無い分体は緩むのでしょうか?
でも呼吸は?
水圧がある分、呼吸筋には負担があるはず。
血流・リンパの流れは良いのでしょう。
背骨の歪みは取れるのでしょうか?
実に興味深い!
ぜひ彼が水から上がったら、脈と背骨を見せていただきたいです。
(蛇足ですが、排便はどうするのでしょうね? あんな公衆の面前で、、、)
さて、このニュースを見たときすぐに思い出したのが、野口三千三先生の言葉です。
野口先生は仰います、
「生きている人間の体、それは皮膚という生きた袋の中に、液体的なものがいっぱい入っていて、その中に骨も内臓も浮かんでいるのだ。」
私も患者さんたちとよくこんな話をします。
「体が硬い硬いと言っても、泥酔したらグニャグニャになりますよね。 つまり硬いと言うのは神経の緊張です。 もっと言うと、自分で硬くしているのですよ。」
ボケッとしていればいい時でも、握りこぶしを作っている人がいます。
アゴを噛み締めている人がいます。
椅子に座っているのに、足の力が抜けない人がいます。
そのような偏った神経の高ぶりが、体の歪みを作っているのです。
反対に言うと、体がリラックスしていると野口先生の仰るとおり「骨や内臓は浮力を受けて、プカプカと体液の中で浮いている」のですから、胃が下垂していることや背骨が歪んでいることは充分に改善可能なことなのです。
特にパソコン作業が多い人は、いつも緊張しっぱなしでリラックスすることを忘れています。
これからはシェイプアップもいいですが、”リラックスできる”或いは”力を抜く”技術を身に付けるというのは、大人の作法なのではないでしょうか?
http://www.chiryoin.jp

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