”食べ過ぎ”と”肩こり”

肩凝りというものは、とかく軽視されがちですね。
「そんなもん、多かれ少なかれ誰でも我慢しているもんだよ」なんてね。
肩凝りの原因は色々ありますので、解決法もひとつに断定なんかできません。
右の肩が痛い場合は、肝臓・胆のうの疾患が隠れているかもしれない。
左側なら、胃・すい臓の不調かも。
さらに狭心症の人も、左の肩痛として自覚されることもあります。
もちろん頚椎の問題のある方や、四十肩の場合もあります。
一口に肩凝りと言っても、さまざまなケースがあるのです。
とはいえ多くの方は、検査にいっても”何も問題が見つからない”、けれどもいつも肩が凝
ってつらい思いをしてらっしゃる。
楽居堂にいらっしゃる患者さんのほとんどは、上記のケースですね。
「食べ過ぎ」と「肩凝り」に関係があると言ったら、どう思われますでしょうか?
「そんなバカな」と思われますか?
ところが私の経験上、関係”大あり”なのです。
胃が苦しくて、「あー、今日は胃が痛いなー!」と胸を張る人はいませんね。
皆さん背中を丸めますね。
そうなんです、胃に不調がある人は知らず知らずのうちに背中に力が入ってしまうのです。
みぞおち(お腹の胃の部分)が硬くなると、”いかり肩”になってしまいます。
肩を怒らせるためには首にも力が入ってますね。
慢性的な肩凝り・首痛を抱えていらっしゃる方は、実は慢性的に胃の不調があったりするのです。
ですから、食べる量を減らしたり、或いは晩御飯の時間を早めたりすることが一番の解決策であったりします。
私は慢性肩凝りの方に、足にある胃のツボを刺激することで、あっけなく肩凝りが解消されたケースを多々見てきております。
肩の強いマッサージ・指圧はお奨めできません。
一時的には楽になっても、さらに筋肉が硬くなる危険性もありますよ。
慢性肩凝りにお悩みの方は、1に食事をかえること。
次には、要はみぞおちを柔らかく保つことです。
例えば寝る前に、こんな体操はいかがでしょう。
①正座する。
②両手を軽くみぞおちに当てる。
③息を吐きながら、緩む度合いに合わせながら、みぞおちを手で押し込んでいく。
④その時、上体を前に倒して「完全に息を吐ききって」しまう。
それを何回か繰り返すことで、みぞおちが柔らかくなったのを確認してから眠る。
睡眠が深くなりますよ。
あとは、目の疲れも肩凝りと関係します。
蒸しタオルで目を温めることも効果的かな。
http://www.chiryoin.jp

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