健康な体って。

よく患者さんとこんな話をします。
「悪いものを食べてしまったら、もどすか下痢をするのが自然で健康な体ですよね。」
そう言うと、「そりゃそうですね」と同意をしてくれます。
でも世間の人は往々にして、反対に考えてます。 
『俺はなにを食べても腹なんか壊さないんだ。』とあたかもそれが強い、健康であるかのように表現します。
それは”強い”のではなく、”鈍感”なだけです。
「もう何十年も風邪なんか引いたことが無いわ」と仰る方、そんな方に限って血管障害に悩まされたりしているのです。
健康な体と言うのは、敏感なものです。
固い木ほど、「ポキン」と折れますね。
柔らかい木は折れません。
人の体も同じこと。
不調を感じられると言うことは、実は素晴らしいことなのです。
鍼灸治療を受け始めると、中にはかえってお腹が緩くなったり、眠っても眠ってもまだ眠かったり、熱っぽくなったりする方もいます。
でも、それは元々ご自分の中にあったのに”気が付かなかった”症状が出てきただけなのです。
そしてその症状が出てきたと言うことは、体が改善に向っているという証拠です。
全然心配しないでください。
「あー私はこんなに疲れていたんだ」と感じてくだされば、きっと快方に向いますよ。
http://www.chiryoin.jp

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