ストレスケア

本日(3月14日)の朝日新聞朝刊に、「ストレスケア全国に広がる」という記事が出ています。
「ストレスケア病棟」をもつ病院が増えており、その中では、うつ病パニック障害、強迫神経障害などの患者さんが入院し、①薬物治療・休養②カウンセリング・集団療法③復職訓練をしているとのこと。
専従精神科医・カウンセリングナースのほか、臨床心理士作業療法士音楽療法士やアロマセラピストもいると紹介されています。
とても素晴らしいと思います。
薬物療法があまり効果が無く、体調不良に悩まされている方が結構見られますので、このような入院病棟が増えることは望ましいと思います。
ただ、「ストレスケア病棟」に勤務する人々の中に”鍼灸師”の名前が無いことに、寂しさを感じたのは私だけでしょうか?
東洋医学には「心身一如」という考え方があります。
「体と心は一つである」という考え方ですね。
「怒りは肝を傷る」
「喜びは心を傷る」
「思いは脾(胃)を傷る」
「悲しみは肺を傷る」
「怖れは腎を傷る」
などと言います。
つまり”感情の働き”と”内臓の働き”はお互い密接な関係があるのです。
もちろん”逆もまた真なり”で、肝臓の調子が悪いとイライラしやすくなり、脾(胃)が不調ならあれこれ思い悩んでしまう。
腎臓が悪い人は物にビクビクしやすくなります。
”怖がりさん”に「もっと勇気を持て」と言っても無意味です。
”イライラしている人”に「もっと心穏やかにしろよ」と言っても、何の解決にもなりません。
鍼灸師は”怖がりさん”にはサッと腎臓のツボに鍼を刺します。
”イライラさん”には肝臓のツボ。
内臓の働きを良くする事で、その人が囚われている感情に働きかけます。
実際のところ、「心の問題を、心で解決しようとすると新たなストレスを生むだけです。」
”心の問題”は”体で処理”した方がズット解決しやすいものですよ!
私は”ストレスケア”にゼッタイ鍼灸をお奨めします。
http://www.chiryoin.jp


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