女性の大敵 ”貧血症”

朝ダルイ、手足が冷える、目の疲れがとれない、慢性的な肩こり、動悸、目眩、ふらつき、こんな症状は”貧血”から来ているかも。
貧血は、血液中の酸素を運ぶ役割を担っている”赤血球”が不足することで起こります。
酸素が細胞の隅々まで充分に運ばれないとしたら、どんなことが起こるでしょう?
細胞の再生が上手く行かないのですから、組織が衰えてしまいそうですね。
肌荒れ、髪がパサつく、爪が割れやすいくらいならまだ可愛いもの。
ひどくなると内臓疾患まで引き起こさないとも限りません。
このような様々な不定愁訴の要因ともなり得る”貧血”は、女性の大敵ですね。
実に、成人女性の約10%は”鉄欠乏性貧血”、約40%はその予備軍などと言われています。
早めに対処したいものです。
赤血球を作るのは、鉄分とタンパク質です。
さらにその吸収を助けるものとして、ビタミンC、ビタミンB12、葉酸などが良いとされています。
でもね、「どんなにサプリメントや健康食品を摂っても、”胃腸が弱い”と鉄分は吸収できませんよ!」
私は”貧血”が見られる患者さんは、その症状が何であれ、先ずは胃腸の調整から始めます。
足三里、三陰交といった胃腸に効くツボをゆっくりと刺激し、充分に胃腸を動かしてあげます。
一見”遠周り”のようですが、実はこれが一番の近道なのです。
もちろんご自分でも食べ物には充分気を使っていただきたいものですね。
また、”適度な運動”も必要です。
運動不足では赤血球は作られないのです。
また、”夜更かし”も貧血のリスクを高めます。
12時ごろには寝たいものですね。
良質な血液を体に巡らせることは、一番安全で健康的な”アンチ・エイジング”なのです。
http://www.chiryoin.jp

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