パソコン作業は重労働

本日の”夕刊フジ”の記事です。

20−40代の働く女性200人にアンケートしたところ、6割以上が月経痛など女性特有の体調不良を経験しながら、過半数は「職場に相談しづらい」と考えていることが27日、日本産科婦人科学会などの調査で分かった。

 調査は昨年12月、東京、千葉、埼玉、神奈川各都県に住む働く女性を対象に、民間の調査会社を通じて実施。201人から回答を得た。

 その結果、一般的な疲労症状については「腰痛・肩凝り」で73.6%、「眼精疲労」で50.2%が「ある」と回答。一方、疲労やストレスで悪化する恐れがある女性特有の症状としては「月経痛」で64.7%、腹痛やいらだちといった症状が出る「月経前症候群」では63.2%が「ある」と回答した。

 しかし、症状が出たときに医療機関で診察を受けなかった経験を持つ人は約8割。対応としては複数回答で「我慢する」が55.0%、「市販薬で様子を見る」が52.5%だった。

 一方、職場環境については50.7%が「職場に相談しづらい」と回答。理由としては複数回答で「周囲に心配、迷惑を掛けたくない」(43.1%)、「相談できる雰囲気がない」(34.3%)、「仕事が忙しくて相談する余裕がない」(33.3%)。

引用 夕刊フジ 2006 2月27日

現代において事務仕事といえば、”パソコン作業”は切っても切れないと思われます。
パソコン作業は重労働です。
勤務時間中ずっとパソコンに向う方は注意が必要です。
椎間板ヘルニアという疾患があります。
腰椎の間にあるクッションがはみ出してしまい、神経に触れて痛みが出るものです。
それはいわゆる肉体労働者にはあまりみられません。
パソコンを主にする方や、タクシードライバーに多く見られるのです。
一見すると座っているだけで、体に負担は内容に思われますが、パソコン作業をしている時の姿勢を想像してみてください。
ボールが飛んできて、「アッ!」と身をすくめた時と似ていると思いませんか?
体を硬くし、目は見開いて、呼吸は止めるか浅くなり、心臓はドキドキしていませんか?
交感神経が緊張しているのです。
固い木ほどポキンと折れますね。
人間の体も同じこと。
硬い体は一見すると丈夫そうですが、実は折れやすいのです。

交感神経が緊張している時というのは、臨戦態勢です。
そのとき消化器系の働きはダウンし、抹消の血流は悪くなります。
その状態が長く続くと、冷え性や胃弱、便秘、生理不順が起こるのは当然です。
様々な不定愁訴を引き起こす元です。
リラックスできる時間を作ることは大事なことなのです。

鍼灸には神経の興奮をおさえる効果があります。
睡眠が深くなり、消化器の働きを促進し、血液の流れを良くすることが出来ます。
ヨガや水泳も良いですが、鍼灸も取り入れていただければ、体質から変えていくことが出来ますよ。
http://www.chiryoin.jp

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