イナバウアーのやりすぎにご注意を!

rakkyodo2006-02-24

フィギアスケートの荒川静香選手、金メダル本当におめでとうございます。
感動しました。
これからマスコミに追い回される日々が待っていることでしょう。
高橋尚子さんがそうであったように。
かつて鈴木大地さんが金メダルを取ったとき、”バサロスタート”という言葉が席捲しましたね。
もう今日からは”イナバウアー”が流行語になることでしょう。
ところで、このイナバウアー、素人が面白半分に真似をしていると腰痛を引き起こしますよ。
ご注意を!
どうしてもイナバウアーをやりたい人は、必ず”股関節”から動かすことを意識してください。
いきなり頭を後ろに下げて、腰椎を”サバ折り”状態にすることは危険です。
ギックリ腰になりますよ!
股関節を支点にして、体重を前側に移動しながら上体を後屈します。
その時はまだ腰は後屈しないように気をつけます。
充分に股関節が後屈してから、全身の力を抜いて上体の重さを感じて腰椎も後屈します。
それでイナバウアーのポーズの完成です。
なんて言ってますけど、実際はたいていの方は出来ないはずです。
どうでしょう? 大腿部の前側やお腹が突っ張って痛いのではありませんか?
ちなみに大腿部の前側は東洋医学では”胃の経絡(気の流れるルート)”が走っていると考えます。
お腹も当然のように胃の反応部分です。
よって、背中を後屈した時に大腿部やお腹が突っ張る人は、「胃が疲れている」のです。
でも逆に言うと、良くストレッチをしてその部分を柔らかくすることは、胃の働きを活発にし、胃下垂の方ならば位置異常を正すことができる”自己整体法”なのです。
イナバウアーのようなダイナミックなポーズでなく、ヨガやストレッチ法ではもっと穏やかな方法がありますので、ご参照されると良いと思います。
言わずもがなですが、椎間板ヘルニアのある方は上記は厳禁です。
これまたご注意を。
http://www.chiryoin.jp

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