美肌の大敵 ”便秘症”

日本人女性の4人に1人は”便秘症”とのデーターがあります。
便秘がお肌のトラブルと関係が深いということは、半ば常識となってますが、その「機序は?」と聞かれると、「?」の方が多いのではないでしょうか?
便が排泄されずに長く大腸の中に滞っていると、アンモニア・アミン、硫化水素インドール・フェノールといった有害物質が発生します。
その有害物質はどうなるかというと、大腸の粘膜を通過して、静脈の中に溶け込みます。
そして静脈血は肝臓に入り、そこで有害物質は”解毒”されます。
しかし日常的な便秘によって絶え間なく有害物質が流れてくると、肝臓は当然オーバーワークで”疲れて”しまいます。
それでも解毒できているうちは、まだ”キレイなお肌”でいられるでしょう。
でも、肝臓が”疲れ切って”しまうと、充分に”解毒”がされないまま有害物質は肝臓を通過してしまいます。
すると、どうなるでしょう?
有害物質を含んだ血液が心臓に入り、そして全身に”ばら撒かれ”ます。
ですから主に上半身のお肌が”荒れ”たり、”吹き出物”が出来たりするのです。
肝臓が疲れ切ってさらに機能が落ちてしまうと、今度は”シミ”や”クスミ”となってしまいます。
ですからどんなに高価な化粧品を使っても、”便秘症”ではお肌をキレイに保つことは出来ません。

慢性便秘に悩んでおられる方は、腰椎の4番という骨が左右にずれていることが見られます。
食物繊維や水分を多めに摂られることも勿論大切ですが、腰の歪みを取ることも同じくらい大切なことなのです。
ヨガやストレッチ、水中ウォーキングなどで腰の筋肉を”柔らかくする”ことはお奨めです。
が、いくら体に良いことでも”骨盤が歪んで”いてはかえって”歪み”を助長することにもなりかねません。
先ずは鍼灸師に筋肉のアンバランスを取ってもらい、それから運動療法に切り替えられることをお奨めいたします。
http://www.chiryoin.jp
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