内痔核の東洋医学的”温存療法”

最近”ダウンタウン”の松本人志氏が内痔核(イボ痔)であることをネタにしています。
数年前は”ナインティ・ナイン”の岡村隆志氏も番組の健康診断でネタにしてました。
お笑い芸人というのは「たくましい」ですね。
自分の肉体的疾患も”笑い”にしてしまうのですから。
プライバシーなんて言ってられないのでしょうね。
とは言え、”内痔核”については皆さんも笑っていられないのでは?
日本人の3人に1人は”内痔核”とのデーターもあります。
データーによっては、病院には行ってないが”自覚症状がある”人は約70%、とも言い、潜在的な予備軍を加えると約80%が”痔主”とも言います。
いずれにせよ大多数の人が患うのですから、もはや”疾患”と言うよりも”老化”といった方が正しいのかもしれません。
そもそも内痔核とは、直腸肛門部の静脈のうっ血によって起こる”静脈瘤”のことです。
立ち仕事、排便時の”いきみ”あるいは出産などで腹圧が掛かることによって、だんだんと静脈が”古びたゴム”のように弾力を失い”コブ”のようになってしまったものです。
ですから通称”イボ痔”と言われますが、皮膚の上にポコリと盛り上がっているわけではなく、もっと内側から膨れた状態なのですね。
そのコブがひどくなると排便時に肛門の外に飛び出るようになってしまいます。
そうなると”古びたゴム”が元通りにならないように、イボ痔も吸収されて小さくなることは不可能になるのです。
そこまで行ってしまったら”手術”という選択肢しかないのでしょう。
ですからそうなってしまう前に、日頃から”お手当て”をしましょう。
肛門周囲の問題は、意外なところで頭のテッペンに良く効く”ツボ”があります。
「百会」といいます。
そのツボをチョットあつく感じるくらい温めてみて下さい。
お尻がムズムズしてきます。
そんな感じがあったら良く効いている証拠。
さらに、私が体験的に効果を認めている方法を紹介します。
そもそも内痔核は”静脈瘤”なのですから、静脈血をスムーズに流れるようにする必要があります。
下半身の静脈血は肝臓に入ります。
ですから、先ず肝臓を元気にしてあげるのです。
肝臓の経絡(気の流れるルート)は足の内側にあります。
両足を開脚すると内側が張って痛くなるスジがありますね。
それです。
そのスジを温めて、或いはストレッチやマッサージをして柔らかくしてあげると、肝臓の働きは活発になります。
充分にスジをほぐしてあげてから、肝臓がある右側の季肋部(肋骨下部のカーブのところ)を温めます。
肝臓の近くを温めるのですから、肝臓の血流が良くなるのは当然ですね。
この、①足の内側をほぐす、②右季肋部を温める、これを数日続けてみてください。
温めるのはアイロンでも、「レンジでユタポン」でも何でもOKです。
なにも東洋医学だからって「”お灸”じゃなきゃダメ!」なんてことはありません。
”気楽”で”お手軽”がいいのです。
その方が長続きしますから。
チョット”痔”が気になりだした方、ぜひ試してみてください。
効果ありますよ。
http://www.chiryoin.jp

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