あぁ情けない、、、寝違えてしまった! (自分でできる寝違えのツボも紹介しています)

数日お天気が良かったので、定休日には高尾山に行こうと楽しみにしていました。
前日には妻が水筒用のお茶を作ってくれて、早く寝て、、、あぁそれなのに、、、寝違えてしまった!
夜中に2回目が覚めたのですね。
一度目は布団を蹴っていただけならまだしも、パジャマをめくっておなかを出していた。
当然寒くなって起きたのです。
思えばあれがまずかったんだろうな〜。
2度目は左側に寝返りを打とうとしたときに、歯を食いしばるというほど強くもなかったのですが、まぁ噛んでいて頸に力が入っていた。
タイミングが悪かったのですね、首が硬くなっているときに回旋をしてしまったので、グキッとやってしまった。
「あ、まずい」と思いつつそのまま寝ましたが、朝になったら痛かった。
あ〜あ、、、
当然、高尾山は取りやめです。
私は日ごろ患者さんに「寝違え・ぎっくり腰は風邪を引いたと思って、布団かぶって寝ていてください」なんてことを言っていますので、お昼まで寝ていました。
おかげで痛みも半分くらいになったかな?
もちろん私もプロですから、ただ寝ていただけでなく、それなりの対処はしていますからね。
寝違えを起こすときってその背後に、食べ過ぎ・冷え・ストレス・風邪の引き始め・慢性的な凝りなどがあるものです。
つまり体が硬直するような要因が必ずあるのです。
その原因が自覚できる人は、それを改善することが肝要ですね。
風邪の引き始めが自覚できている方は、私がそうしたように布団をかぶって寝るのが一番ですし、食べ過ぎが自覚できている方は1・2食抜いてみるのがよろしいでしょう。
慢性的な凝りに対してはすぐにどうのっていうのは難しいし、出張前のストレスでおきた寝違えは時間がないから寝るわけにもいきませんね。
そこでなんらかの対処法が求められるわけですけれど、そうですねぇ、、、
本当に目の前に出張や大事な会議が待っている方は、氷水かなんかで冷やすのが即効性のある痛みとりかな?
ただ、東洋医学をやっている人達はそれはあまり勧めない方法です。
とりあえず痛みは取れるけど、それは感じなくしているだけで、そのような対症療法を続けていると体が鈍感になってしまい、結局は症状を繰り返すようになってしまいます。
どうしても「今、痛みさえ無ければいい」という状況で即効性のある治療を受けた方は、その後時間をかけて痛みの出た筋肉・神経を温めるなりストレッチするなりして緩めることをした方がいいですよ。
ツボ刺激でいうと、一般的には手の親指と人差し指の間にある”合谷”や、肘から親指に向かい指三本分下にある”手三里”などがよく紹介されています。
橈骨筋・橈骨神経を刺激することですね。
が、しかし、、、
私は一見関係ないようですが、足首を重視しています。
頸と手首・足首は何故か関係しています。
西洋医学的には「馬鹿な!」と言われてしまうでしょうが、東洋医学は「全身が複合的につながっている」と考えますので、理想的な治療法はできるだけ患部から離れたことろを刺激して治療することなのです。
で、足首のどこかと言いますと、脛の骨はわかりますでしょ、その骨のキワ、足首に近いところを触ってみるとちょっと響く感じのポイントがあると思います。
そこを温めるなり、スプーンの丸いところなりで優しく押して欲しいのです。
解谿というツボですが、そこは頭痛にもよく効く便利なツボですから覚えておくといいですよ。
頸の可動域が上がり、痛みが軽減しているはずです。
蛇足ですが、寝違えて痛い場所をマッサージしたり、家庭用の低周波治療器を当てたりするのはやめておいた方がいいです。
悪化して鍼灸院に来られる方が多くみられますから。
私たちも悪化された状態では治療が難しくなるのです。
お互いのため痛みがあるときは早めに治療院に来てください。
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp