もっと鍼灸を!

『保存療法』あるのに… なぜ透析大国ニッポン?
腎不全で人工透析を受ける患者が増えている。日本での患者数は毎年約1万人ずつ増え、2008年には28万人を突破した。人口10万人当たりの患者数は、世界最多の221人。これは2番目の米国の2倍近い数字だ。透析費用の総額は年間1兆3000億円以上に上り、国の医療費を圧迫している。なぜ、日本は“透析大国”なのか。それを変える道筋はあるのか。 (鈴木伸幸/東京新聞

上記は3月1日東京新聞こちら特報部”に掲載された記事の前文です。

ショックを受けました。
こんな事実があったなんて!
人工透析を受けている患者さん一人当たりの国が負担している医療費は、年間600万円なんですって。
だってさー、その600万円てさー、医者の懐に入っているんでしょ。
腎不全の温存療法は食事療法の指導など、手間がかかる一方で診療報酬がきわめて少ないのだそうです。
で、安直に医者が透析をしてしまうこともあるのでは?との疑問も起こっているとのこと。
透析始めたら、一生続けなくてはならないのです。
そんなのって、「ひどすぎます。」
糖尿病予備軍は、日本人の約20%とも言われています。
今後も腎不全の患者さんが増え続けたら、もちろん患者さんの救済が一番大切なことですが、国の医療費負担もパンクするのは時間の問題でしょう。
あ〜しかし、思うのは、、、
なんで「鍼灸を!」と考えてもらえないのかな〜ということです。
軽微な腎不全で温存療法を採用する場合に、食事療法だけでなく、鍼灸治療を併用すると言う発想を、なんで持っていただけないのだろう?
患者さんが、じゃなくて、私が言っているのは、”お医者さん”もしくは”厚生省”がです。
だって、たったの一年人工透析治療を遅らすことが出来るだけで、年間いくら国の負担が減るのでしょう?
つまり、腎不全の患者さんには医者の同意を受けた上で鍼灸の保険治療を認めたとしても、仮に年間100回鍼灸を受けたとして100×5000円としても、せいぜい50万円です。
600万円−50万円。
年間550万円、国の負担は減るのです。
一人頭ですよ。
10000人いたら、大変な金額になります。
厚生省指導で、国立大学医学部に研究させてみたらどうなんだろう?
鍼灸で腎不全の進行を遅らすことができるのかどうか。
もちろん漢方薬も含めて。
あーそういえば、民主党事業仕分けで、漢方薬を使えなくしようとしていたっけ。
バカな政策です。
誰か政治家にこの問題、取り組んでいただきたいものです。
はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp