眼精疲労に、、、

rakkyodo2010-02-16

神田橋條治先生という、とても優れた精神科医がいらっしゃいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%94%B0%E6%A9%8B%E6%A2%9D%E6%B2%BB
東洋医学ドップリの人間には、思いつかないような漢方薬の処方をされる”鬼才の持ち主”と言って過言ではないでしょう。
楽居堂に来られている、ある子供の精神科医さんから神田橋先生の講演内容を教えていただき、驚くことばかりです。
フラッシュバックの症状に”桂枝加竜骨牡蠣湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)”という漢方が効くとのこと。
うーん、、、確かに桂枝加竜骨牡蠣湯は、頭痛・のぼせ・不眠・神経質などの神経症に効果が認められているけど、
「フラッシュバックね〜、、、」
しかし、目の裏側の邪気を取る効果があるなら、パソコンのし過ぎなどの眼精疲労から来る気分の抑鬱にもいいのでは?
そんな患者さん、ウチにもたくさんいらっしゃいますからね〜。

というわけで、先ずは自分の体で人体実験です。
私は職業柄、パソコンはほとんど触りませんが、それでも目の疲れは自覚しています。
手足は冷える方で、お腹も便秘はほとんど無く、どちらかというとゆるくなりがちですので”証”としては当たらずとも遠からずです。
飲み始めて、3日目から「確かに目の疲れが取れてきたような、、、」。
一週間過ぎた頃には眼精疲労ぶっ飛びました。
さらに後頚部が緩み始め、近年にない首の可動域を感じました。
「こりゃいいぞ!」
しかし、、、10日目、、、
パソコンのメールチェックをしていたら、頭がグラッっと!
単なる眩暈でしたが、その日一日なんとなく頭フラフラ。
実を言うと昨日のことです。

桂枝加竜骨牡蠣湯は眼精疲労にとても効果あります。
でも、疲れが取れてきて、肩の力も抜けてきたら、そこらでいったん辞めて漢方医なり鍼灸師なりに相談してくださいね。
過ぎたるは及ばざるが如しですよ。

はり・温灸治療院 楽居堂 IN 世田谷・経堂
http://www.chiryoin.jp