私の健康法 操体法ー背骨の歪みを自分で調整。

鍼灸院・整体院を訪れて、「背骨が歪んでますよ。」とか「骨盤の高さがくるってます」と言われた事がある方、結構いらっしゃると思います。
「背骨が歪んでいる」と言われると、皆さんビックリしてしまわれるようです。
”もう治らない”と思われてしまうのですね。
そんなことはないのですよ。
背骨というのは日常的にしょっちゅう歪みます。
もちろん私が言っているのは、レントゲンに出ない程度の変化です。
毎日ヘルニアになるほど背骨が変化していたら、痛くて痛くて大変なことになってしまいますから。(笑)
痛いといったら大袈裟、でも肩が凝る、腰が重い、胃が苦しい、便通がスッキリしない、なんとなく頭が重い、といった愁訴が出るくらいの背骨の歪みは、日常的に誰にでもあることなのです。
それは食べすぎ、仕事での無理な体の使い方、ストレスなどが背骨に影響しているのです。
柔道でもボクシングでも、ファイティングポーズというのは体を捻りますね。
仕事で自分の意見を通そうと頑張ったり、チョット口論になっただけでも、人間は知らず知らずファイティングポーズを取ってしまいます。
つまり捻ってしまうのです。
食べ過ぎると骨盤の左右のバランスが崩れます。
そのように日常のちょっとしたことで骨盤はバランスを崩し、背骨は歪みます。
軽いものなら、そしてあなたの体が元気な時は眠っている間に勝手に元に戻ります。
寝相を変えたり、あくびや伸びをして真直ぐになるように自然としているものです。
しかし仕事で不自然な体の使い方をしていたり、食事が不規則、ストレスを受け続けている方は、その”自分で自分の体を正す作用”が上手くいかなくなってしまいます。
そこで、私は疲れを翌日に残さないように色々と健康法をやっています。
その中で今回ご紹介したいのが、操体法です。
自分で行う骨格調整法です。
昭和の初期に活躍された橋本敬三先生が考案された方法です。
特徴的なのは、必ず心地よい方向にだけ動くということ。
先生曰く、「体の不調というのはどんなものであれ、体にとって不快なことを積み重ねてしまった結果である。 だから治すには体にとって心地よいということが肝心である。」
いいじゃないですか!
体を治すために、辛い治療を頑張らなくて良いんだなんて!
痛い鍼や、痛い指圧、怖いボキボキを我慢しなくて良いのです。
むしろ害だと仰る。
私は個人的に、現代の都会に住む人にとっては「その通り」だと思います。
都会人は自律神経の狂いから体調を崩されている方が多いです。
自律神経の調整には先ず”リラックス”から始まります。
強いマッサージやバキバキ・ボキボキは反対です。
体が感じる”快感覚”を取り戻すことは、それこそ万能薬ですよ。
操体法は応用無限です。
やり方も多々あります。
今回ここでは腰椎の捻れを取る方法を紹介します。
①仰向けに寝ます
②両膝を立て、膝をつけたまま左右に倒してみます。
③左右差があるはずです。 どちらかは倒すと「心地よい」或いは「倒しやすい」と感じま すね。
④立てた膝をニュートラルの位置に戻します。
⑤息を大きく吸います。
⑥息を吐きながら、ゆっくりと立てた膝を倒しやすい方にいっぱいに倒しキープします。
⑦息を吐ききったら、もう一度軽く息を吸い、止めます。
⑧息を止めることで、筋肉の緊張を感じます。
⑨止めている息をいっぺんに吐く、と同時に倒している足の力も一度に抜きます。
立てた膝を左右倒してみてください。
上手く脱力できると、さっきの左右差が無くなっている事が分かります。
つまり腰の捻れが解消しているのですね。
言葉で言われても、良く分からないでしょう。
ご来院くだされば、喜んでご指導いたします。
http://www.chiryoin.jp

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