「鍼灸で、”アンチエイジング”」


アンチエイジング”という言葉も最近よく耳にします。
コエンザイムQ10」、「ヒアルロン酸」、「プラセンタ」どれも効能を見ると
”魅力的”です。
私もつい試してみたくなります。

近所の薬剤師さんが言われました、「どの商品(アンチエイジの)も、まだ10年使った人はいないわけですから、、、」

なんて冷静な人でしょう。

私も同感です。
薬には何らかの副作用はあります。
もうチョット様子を見てから、判断したいものです。

ところで、”アンチエイジング”というと何だか新しい・セレブな印象をもたれますが、
チョット待って!
言葉を変えると「不老長寿」です。

つまり東洋医学が、ン千年をかけてテーマにしてきたものです。
ハイ! アンチエイジングとは鍼灸が最も得意とする分野なのです。

東洋医学的に見ると、不老長寿(アンチエイジング)に特に重要視するべきなのは、
「腎臓」と「肝臓」です。

腎臓は「先天の気を宿す」と申しまして、言ってみれば「持って生まれたバイタリティ」を宿すと考えます。
生命は「先天の気」と食べ物から補給する「後天の気」によって保たれると考えるのです。

つまり老化とは、「腎の気」が衰えること。
死とは、「腎の気」がなくなることと解釈します。

腎の気は、過労・冷え・睡眠不足・荒淫などから衰えます。

腎の気が衰えると、老化現象が早く起きるのです。
つまり髪は薄くなり、歯・骨はもろくなり、疲れやすい、風邪を引いても治りが遅い、腰が弱くなる、手足が冷える、目が弱くなる、肌に張りがなくなりシワ・シミが増える、根気がなくなる等々。
どれも嫌なことばかりですね。

肝臓は「気の流れ」を司ると考えます。
気の流れが悪くなると、血流が悪くなり、神経回路に支障をきたしたり、筋肉が衰えたりします。
また、イライラ・ウツウツしやすくなります。

もちろん他の”五臓六腑”全ての働きが協調性を保っていることが大切なのですが、特にこの腎・肝の元気さが、”若さ”に直結するということです。

腎・肝の経絡(気の流れるルート)は共に、足の内側を通ります。
開脚前屈をすると、内股に突っ張る筋肉があるでしょ。
その筋肉(内転筋)を上手く緩めてあげることが、腎・肝を健康に保つ秘訣です。

ストレッチをするも良し、暖めて柔らかくするも良し。
日頃から手をかけてあげてください。

さらに鍼灸治療を受けていただくと、グーンと効果が出ますよ。
http://www.chiryoin.jp


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