WHO認定の鍼灸適応疾患
よく、「鍼灸って何に効くの?」と無邪気に、シンプルにして深遠な質問を受けます。
私は「江戸時代までは日本でお医者さんと言えば、鍼灸師と漢方医だったのだから、昔からある疾患なら何でも効果はありますよ。」と答えています。
でもそれだけでは信憑性に欠けるかもしれませんので、WHO(世界保健機構)が認めている鍼灸の適応疾患名を記したいと思います。
下記の41種類もあるのです。
頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエル氏病、白内障、
急性結膜炎、近視、中心性網膜炎、急性上顎洞炎、急性鼻炎、感冒、
急性扁桃炎歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎、急性咽頭痛炎、急性気管支炎、
気管支喘息、食道・噴門痙攣、しゃっくり、急性・慢性胃炎、胃酸過多症、
胃下垂、麻痺性イレウス、慢性・急性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、
便秘、下痢、急性細菌性下痢、打撲による麻痺、末梢神経系疾患、
多発性筋炎、神経性膀胱障害、肋間神経痛、頚腕症候群、坐骨神経痛、
腰痛、関節炎、夜尿症
「え! こんなに?」と思われるかもしれませんが、私にとっては”少なすぎる”と感じます。
「貧血は? 高血圧は?」なんてね。
上記の他にも鍼灸マッサージの適応症というのもあります。
それはまた次回に。